尾張地方にあって、これは総鎮守神であったり、もしくは農商業守護神であったり、または厄除神などといったようにして信仰されるものです。
これは奈良時代に、国衙(こくが)というものに対して、隣接していてそこに御鎮座していた、といったようなことによって、尾張国の中でもその総社であるというように定められ、その後は国司が祭祀をみずから執り行っていくというような神社だったのです。これによって、最近でも通称として、国府宮などと呼ばれたりします。
まず、その祭神ですが、尾張大國霊神であり、これは尾張地方の周辺を守っている國霊神(クニタマノカミ)というものであって、これは尾張の人がその昔、他の地から移住してきて、土地を開拓していき、しっかりと毎日生きていくための糧を、生み出していくような根源となっている国土の、非常に大きな霊力のことを神としてこのようにして祀っているのです。
有名なものに、儺追神事(はだか祭)というものがあります。この儺追神事といったものは、尾張地方に対して非常に広く、国府宮のはだか祭といったような名称で、知られているのです。これは、毎年、その年の旧暦での正月の十三日に、行われています。
これは、昼間にはだかになった、数多くの男達がいち早く神男に触れていくために、揉み合ったりするような、非常に勇壮なお祭であるというよなことで広く知られています。そしてこれは、江戸時代になってから始まったということが言われています。しかしながら本来であれば、その翌日の午前三時に執り行われる、夜儺追神事というものが本義なのです。
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